今日何ともいえぬ体験をした。度肝を抜かれたというのか?
ツアーで一緒のデーモンは今、西遊記をもとにオペラを書いている。書き終えたので音だししてほしいとのこと。
良いですよ~!
って言ったものの、出してきたのが一冊の青いノート。そこに書かれていたものを見て私とIzzy(celloの子)は目が点.......
そこには ☆、△、数字(数独のようにますに数字が入っていた)が星座のように描かれていた。 音符は一切なし!
デーモン、小さい頃からクラシック書いていたんだって。お父さんが数学者でその影響もあってある日、数字と音との理論が一致したらしい。そして今回はその数字と5音階が一致したんだって。彼の頭の中ではすべて理屈が通っているようだ。 まるで'Beautiful mind’ っていう映画のワンシーンだったよ。 デーモンの音楽性、感性はすばらしいと思う。演奏するたびに思うし、ジャミングしている時に特にそう思う。アイデア満載。天才とはこういう人をいうのだろう。 本から学ぶ理論や表現方法にとらわれていない。だが自然と枠には入っている。だからおりジナリテイーにあふれているんだと思う。しかし、デーモンの曲を弾く私達にとって、やはり音楽的専門用語が限られているため、コミュ二ケーションでたまに問題が生じる。そう苛々せんでくださいよ、デーモンさん。こっちもその頭にtune inする努力はしているんですよ。
彼は記譜が出来ないわけではない。だけど自分の理論に沿って表現しているのを見て私はこの人はジーニアスだと心から思った。この人、普通じゃないよ.... まるで新種の人間にあった気分。
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